法改正により、成人年齢が引き下げられることで、18歳、19歳でも親の同意なく、クレジットカードやカードローンを持てるようになります。
成人年齢の引き下げが、クレジットカードやカードローンのサービスにどのような影響を与えるのでしょうか。
20歳未満でも親権者の同意なく契約できるように
クレジットカードの発行の条件には年齢要件がついています。
多くのクレジットカードが18歳以上で発行可能です。
ただし、これまでは18歳や19歳の未成年がクレジットカードを持つには、親権者の同意が必要でした。
2022年4月からは未成年・成年の定義が変わるので、今までは親権者の同意がないと持てなかったクレジットカードを1人で契約できます。
高校生であってもアルバイトをしていて収入の証明があれば、クレジットカードの審査が通ってしまうケースが今後出てきます。というか、すでに出ています。
怖っ!
約4分の1にあたる貸金業者が19歳以下にも貸し付ける意向
日本貸金業協会では「若年層の顧客に対する貸付方針・取組状況等に関する調査結果」を公表しています。
消費者向け貸付けを行っている協会員(貸金業者)467社のうち、2022年4月以降の貸付け方針をまとめると以下のとおりになりました。
18歳未満の一般顧客を貸付け対象にすると回答した割合 | 1.4%(5社) |
18歳未満の学生顧客を貸付け対象にすると回答した割合 | 0.5%(2社) |
18~19歳の一般顧客を貸付け対象にすると回答した割合 | 23.5%(86社) |
18~19歳の学生顧客を貸付け対象にすると回答した割合 | 11.5%(42社) |
出典:日本貸金業協会|若年層の顧客に対する貸付方針・取組状況等に関する調査結果|2P
これから成年と見なされる18歳~19歳の一般顧客(学生以外)に貸し付ける予定と答えた貸金業者は、全体の23.5%に達します。
じつに4分の1の貸金業者が、18歳~19歳に貸し付ける用意があることが分かりました。
権利だけではない!成人年齢が引き下がる際の注意点
18歳・19歳が成人として認められると、両親の許可がなくさまざまな契約ができることになります。
これまで親の顔色を伺っていた若者の中には、嬉しくてたまらない人もいるのではないでしょうか。
ただ、嬉しいことばかりではありません。
権利には責任が伴うことを、未成年のうちから知っておくことが大切です。
学校では教えてくれない。借りる前に自分で稼ぐ力をつけよう。大人も一緒。安易に借りない。正しく稼ぐ力を学べば必ず結果はついてくる。
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